概要

地域医療構想の実現化プロセスが徐々に進む中、本院が2次医療圏を超える広域から高度急性期医療の患者を数多く受け入れる現状は今後も続く見通しです。公的医療機関等2025プランにおいて、九州大学病院は全ての病床を高度急性期病床として運営する方針です。
本院が10年後も高度急性期医療を担う病院として地域医療に貢献するために、予約センターで地域医療機関からの紹介患者を迅速に受け入れる体制を整備し、前方連携を強化しました。入院前後は入退院・周術期支援センターが円滑な治療をサポートします。後方支援としては退院支援部門が全患者を対象にした可及的速やかな退院支援をしています。
地域の医療機関から⾼度医療を必要とする多くの患者さんを当院へご紹介頂きやすくするとともに、当院での急性期医療、およびその後の治療を切れ目なくできるように支援しております。

九州大学病院連携機関登録制度について

人口の減少と高齢化の中、地域医療構想や地域包括ケアシステムが国策として進められている現状にあり、病診連携・病病連携は、益々重要になってきております。九州大学病院では地域医療機関との更なる連携強化の一環として、地域医療機関と当院との連携の実績を地域住民に明確に示し、切れ目のない医療を安心して受けていただくために、2023年より九州大学病院連携機関登録制度を開始いたしました。今後、当院との連携実績等を踏まえ、連携機関を段階的に拡大していく予定です。
地域医療連携の強化により一層努めてまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

令和6年12月20日に九州大学病院連携機関事務職員向け情報交換会を開催しました

令和6年12月20日に九州大学病院連携機関事務職員向け情報交換会を開催いたしました。
九州大学関連病院⾧会議役員施設を中心に当院を含む10施設が参加し、医療連携の実務を担っている事務職員を中心に各院が抱えている課題や取組みについて、情報交換を行いました。
医療DXや業務の簡素化に向けての取組み、広報活動、緊急時の体制や情報の授受等について協議を行い、非常に有意義な時間となりました。今後の開催については、時期や頻度、参加施設数、開催方式等を再度考慮しながら検討していきたいと考えております。
引き続き更なる医療連携の強化に努めてまいりますのでご協力のほどよろしくお願いいたします。

情報交換会の様子
参加施設
福岡市立こども病院、浜の町病院、福岡赤十字病院、原土井病院、福岡市民病院、九州がんセンター、済生会福岡総合病院、千早病院、原三信病院

【2023年12月1日、12月13日】九州大学病院連携期間登録制度の開始に伴い、意見交換会を開催しました

12月1日、12月13日の2日間で九州大学病院連携期間登録制度の開始に伴い、令和4年度に患者紹介実績の多かった3施設(福岡市立こども病院、千早病院、原三信病院)を当院に招待し、連携期間登録制度登録証の贈呈式と意見交換会を開催しました。各施設より、さまざまなご意見をいただき、とても有意義な会となりました。いただいた貴重なご意見を真摯に受け止め、さらなる連携強化に向けて取り組んで参ります。
今回開始した本制度につきましては、関連する病院会議の会員である病院からはじめ、今後徐々に拡大していく予定です。
  • 福岡市立こども病院
  • 千早病院
  • 原三信病院
本件に関するお問い合わせ先

九州大学病院 医療連携センター